菩提もと造りとは、室町時代(1400年初め)に奈良・菩提泉正暦寺において創醸された醸造法です。 製造過程で「生米」を使用することを特徴としており、このほどその造りが正暦寺で約500年ぶりに復活しました。 正暦寺・寺領内の米と水を用い、境内より分離した「正暦寺乳酸菌」「正暦寺酵母」の働きにより「もと」を造り、これに近代醸造法を融合させた奈良県独自の地域特性のある濃醇旨口の純米酒です。 またこの菩提もとの製造技術は正暦寺において後世に継承されるという文化的側面も併せ持つものです。 |
菩提もと純米酒は、力強い酵母と、蔵人の徹底した管理のもと、米のもつ力を最大限に生かすことのできた、どっしりとした力強い酒質に仕上がっております。 私が口にした時は最初「甘いかな」と感じましたが、次第にしっかりした酸と旨味のボリューム感溢れる絶妙な味わいが伝わってまいりました。 個人個人によって好みは分かれそうですが、ワインで例えるなら上質のドイツワイン「御所のアウスレーゼ」というところでしょうか・・・。 キリッと冷やして、または「オンザロック」がおすすめです。 |
要冷蔵の生酒ですのでクール便で発送いたします。